中小企業診断士の一次試験は7科目もあります。
私が企業経営理論 財務・会計を勉強した後に勉強した科目が運営管理です。
目次
運営管理って何?
運営管理という科目名を始めてみたとき、何なのか全く分かりませんでした。
中小企業診断士の資格を取ろうと思わなければ、一生触れることはなかったかもしれません。
運営管理のメインは、生産管理や店舗管理などの実務のオペレーションを学ぶ科目です。
製造業の人や小売業の人には当たり前のことも多いのでしょうが、独学の私はまったくわからない状態から勉強しました。
私はソフトウェア、システム開発の仕事をしていて、生産管理や店舗管理というものを経験していませんでした。ソフトウェア系でも基幹システムなどでお客様への提案をしている人たちはなじみがあると思うのですが、私は少し外れたパッケージ製品を主に扱っていたためです。
システム開発では開発プロセスはあるのですが、実際の「生産」というとソフトウェアをCDとかDVDに焼くだけです。
今ではインターネットからダウンロードという納品方法もあるくらいです。「生産」ということが、いまいちピンときませんでした
店舗管理というのも同じようにピンときません。
そんな素人の勉強法をお伝えします。
初めての運営管理
勉強の最初はいつものように通勤講座での学習です。
通勤講座の詳細はこちら⇒中小企業診断士 通勤講座
まずは生産管理の全体像を勉強します。
いつものように講座を聞き、テキストを読み、学習マップ(マインドマップ)を覚えます。
初めて運営管理を勉強した印象は、なんとなくわかるな。という感じでした。
生産管理では実際に物を作るために管理しなければならないことや守らなければならないことを勉強します。
身近に色々なものがありますよね。
その物を作るのに必要なことや、大事なことなどを考えると、確かにそうだな、と思うことが多くありました。
そう言う意味で、財務・会計よりも馴染みやすい科目でした。
生産管理では、以下のようなことを学びます。
- 生産形態(個別生産、ロット生産、連続生産)
- 製造ライン(ライン生産、セル生産)
- 工場レイアウト(固定式、機能別、製品別、グループ別)
- 生産計画(生産計画、需要予測、スケジューリング)
- 生産統制(現品管理、進捗管理、余力管理)
- IE(インダストリアルエンジニアリング)
実際に物が作られる過程、工場でどういうことをしているのかを想像することで納得できることが多くあります。
そのようなことを意識して勉強することで、覚えやすくなります。
初めての店舗管理
生産管理とともに、店舗管理も勉強します。
店舗管理に関しては、日常生活でスーパーやコンビニ、小売店には当然ながらよく行くので、生産管理よりもイメージがしやすかったです。
店舗管理では以下のようなことを学びます。
- 店舗設計(ストアコンセプト、販売形態、外装、売り場レイアウト)
- マーチャンダイジング(品揃え、販売促進、予算計画)
- 陳列(陳列方法、陳列範囲、フェイシング)
これを学んでから、コンビニに行くにしても陳列法や、店舗レイアウトなどが気になるようになりました。
ただ単に商品が置かれているのではなく、計算された陳列になっていることが分かりました。
例えば、手に取りやすいゴールデンゾーンに売れ筋商品を並べていたり、レジ前についで買いを促す商品があったり。
また、店舗の入り口でも、コンビニのように気軽に入れるように明るく見通しよくしたり、高級店では高級感を出すためにあえて店舗愛が見えないようにしていたり。
これまでの日常生活で、何気に見逃していたことに、意味があることを知り非常に面白かったです。
面白さを感じ、自分自身の役に立つことを実感しながら勉強することで覚えやすくなります。
ぜひ、身近なことを勉強とリンクさせてみて下さい。
その他の分野
その他、以下のようなものも学びます。
- 物流(物流機能、物流センター、物流技術)
- 情報システム(POS、EDI、物流システム)
最近の宅配便は非常にユーザーにやさしく便利にできています。
こういうのも勉強してみて、始めて知ることが多くあります。
システムに関しては、それなりの知識はあるので比較的簡単に理解することはできました。
とはいえ、システムを知らない人も恐れることはありません。
運営管理で出てくるのは、POS(レジの情報を分析す)やバーコード(ピッとするあれ)など、身近なものです。
運営管理で学ぶことは、実生活で利用していることも多くあります。
日常生活で意識することで、覚えやすくなりますので、実践してみて下さい。
スキマ時間を有効活用
運営管理に限りませんが、通勤電車や、営業中の移動時間など、スキマ時間を有効活用することが重要です。
一つ一つの移動時間はたいしたことありませんが、5分、10分程度であっても問題をいくつか解くことができます。
私が利用していた通勤講座では、スマホ対応のテキストや問題集があったので、電車の中ではいつも利用していました。
そして音声講座もあったので歩いて移動中は講義を2倍速で聞いたりしていました。
通勤講座はスキマ時間を有効活用できるツールが揃っているのでオススメです。
無料講座もあるので試してみてください。↓↓
スキマ時間を使い、繰り返し勉強することで覚えやすくなります。
この積み重ねが重要ですので、ぜひスキマ時間を有効活用してください。
一次試験科目別勉強法