中小企業診断士二次試験対策のテキスト、参考書や資格学校の多くは、与件文を読んだ後にSWOT分析するようにすすめています。
しかし、私はSWOT分析をしなくても、独学で一発合格できました。
一度、過去問を解くときにSWOT分析を行ってみたことがありました。
しかし、二次試験は80分という時間制限がある中、SWOT分析をしている時間が無駄だと感じました。
二次試験でのSWOT分析をする必要はなく、もっとシンプルに考えればよいのです。
SWOT分析がいらない理由や、SWOT分析をせずにどう答案を作成していくかお伝えします。
二次試験の勉強を効率的に行う参考としてみてください。
目次
SWOT分析がいらない理由
1.与件文は内容がわかりやすく読めばわかる
与件文は限られた字数の中で書かれているものなので、強みや弱みと考えられることがわかりやすく書かれています。
ですので、ざっと読めばある程度の強みや弱みは把握できます。
どちらかというと、そのキーワードを逃さないことが重要です。
2.与件文は設問に紐づいている
与件文は限られた字数の中で書かれているので、まず無駄な文章というものはありません。
基本的に与件文の文章のすべては、設問のどこかに紐づいた内容となっています。
ですので、設問ごとに対応する文章を見つけ出す方が重要です。
3.時間がもったいない
1.2.で書いたようにわざわざSWOT分析をする必要はないのです。
ですので、SWOT分析すると、時間を取られてもったいないです。
4.SWOT分析自体に疑問がある(余談)
私はSWOT分析自体に懐疑的です。
何を強みとして、何を弱みとするか、というのは現実世界の中では区別が難しいのです。(機会、脅威もそうです)
例えば、従業員数が少ない、というのは一見弱みっぽいですが、機動力がある、決断が早いという意味では強みになるかもしれないからです。
これは余談ですので、受験生の方は気にしないでください。
筆者の答案作成手順
では、私はSWOT分析をせずにどのような手順で答案を書いていったか。
答案作成手順は以下のようなものです。
- 与件文をざっと読む
- 気になったキーワードに鉛筆で線を引く
- 設問を読む
- 各設問に関係する与件文の文章にマーカーを引く
(設問ごとに色を変える) - 鉛筆で線を引いたがマーカーが引かれていないところがあれば、設問を見直す
- マーカーを引いた文章から各設問のキーワードを抜き出しメモする
- 解答の全体像を決める(一貫性を考える)
- 設問ごとのキーワードの中から、答案に使うキーワードを抜き出す
- 解答の文章を頭の中で組み立てる
- 解答用紙に解答を書く
SWOTせずに設問に忠実に答えるだけで、合格しました。
おすすめのテキスト・参考書
このような設問に忠実に答えるというシンプルな答案作成手順は
中小企業診断士2次試験 世界一やさしい答案作成術 (DO BOOKS)
というテキストを参考として身に着けました。
設問に忠実に答えるという考え方はシンプルでわかりやすく、回答も作りやすいので一度読むことをおすすめします。
二次試験の勉強法については以下も参考にしてみてください。
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