ある診断士の2014年度2次試験の再現答案と点数

2014年度に合格した知り合いの中小企業診断士が2次試験の情報開示をしました。

結果は以下だったそうです。

  • 事例1:71
  • 事例2:67
  • 事例3:50
  • 事例4:71

さらに彼は再現答案もつけてくれました。

saiten

参考になるかもしれませんので、許可を得て掲載します。

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事例1(71点)


経営環境の変化は、①技術革新スピードの高
速化、製品ライフサイクルの短縮化が進み、
新しい技術・製品の継続した提案が必要とな
る外部環境の中で、②公的助成金などの支援
制度が整備されて、中小企業であっても多額
の研究開発費を捻出可能になったため。


理由は、①研究開発体制がA社社長1名であ
るため開発スピードが遅い、②人間関係を元
にした取引先の依頼に応じた開発により自主
開発のノウハウが蓄積されなかった、等によ
り、技術革新に対応できなかったためである。


課題は、①研究開発力を強化するため、工学
博士号をもった人材を継続的に採用すること、
②自主開発体制を強化し、外部研究機関との
連携を強化して、新たな事業分野を開拓する
ための体制を整備すること、等である。


要因は、①中途採用した工学博士号をもつ社
員の専門的な知識を生かして、製造技術を向
上したこと、②製造設備の内製化のノウハウ
蓄積と管理者への権限移譲により、製造プロ
セスの改善が進んだこと、等である。


従業員満足度を向上し、モラール維持を図る
施策を取るべきである。具体的には、①成果
主義的な報酬制度を導入する、②研究開発に
対する権限を委譲し、自由な研究が行える体
制を整備する、③コミュニケーションにより
信頼関係を構築する、等を実施する。

事例2(67点)


(a)
一般向けツアーは金のなる木に該当し、海外
研修ツアーは花形に該当する。

(b)
一般向けツアーと海外研修ツアーは、成長率
・シェア共に低下して負け犬となったが、介
護付きツアーは成長の見込める問題児である。


高齢者はインターネットの利用率が低いため、
SNSで紹介しても伝わらない。そのため、
新規顧客紹介キャンペーンを実施し、既存顧
客やかつての顧客に対しDMを送付して案内
することで、新規顧客の獲得を図る。


(1)
デシル1~3シェア合計が53.1%であり、上
位顧客に集中する売上構造となっている。そ
のため、客単価、デシル総利用金額が大きい
デシル1~3が重要顧客層である。

(2)
デシル1の利用回数は 3.9回で、デシル10の
利用回数は1.09回となっているため、リピー
ト率を要因として総利用金額の差が生じてい
る。そのため、すでに介護ツアーを利用して
高評価を持っているが、一度しか利用してい
ない顧客層をターゲットに再利用を促す。


客単価を向上するために、①介護付き海外ツ
アーの新商品を開発する、②顧客データベー
スを活用して利用者の声を収集・分析し、既
存商品の高付加価値化を図る、等を実施する。

事例3(50点)


強みは、X社の技術指導による高い加工技術
と一貫生産体制を有すこと、弱みはX社への
売上依存度が高く営業力が低いこと、である。


対応策は、①自動旋盤のメンテナンス手順を
標準化し、定期的にメンテナンスを行うこと
で、故障による加工不良の発生を予防する、
②QCサークル活動などにより、自動旋盤の
精度向上を図る、等である。


(1)
メリットは、①受注の増加と業務委託費用の
収入により、収益が向上する、②原材料の必
要量を正確に把握でき、原材料の在庫を削減
できる、③工場の稼働率が向上し、生産コス
トを削減できる、等である。

(2)
業務移管に対応するため、納品リードタイム
1週間と受注ロット短縮化に対応する必要が
ある。そのため、①生産計画、資材調達を行
う専任部署を設置する、②生産計画の策定頻
度を月次から週次に変更する、③X社の顧客
の3ヶ月、1ヶ月発注情報を元に、2週間の
納品リードタイムを考慮した資材調達計画を
行い、必要量のみを調達する、等を実施する。


海外市場に高付加価値商品を直接販売するこ
とを提案する。具体的には、①強みである加
工技術と一貫生産体制を生かす、②世界市場
で著名な精密機器の構成部品の生産実績を訴
求する、③営業部門を設置して、営業体制を
強化する、等により、海外市場の販路を開拓
し、縮小する国内市場の脅威に対応していく。

事例4(71点)



売上高営業利益率 7.00%
県内で知名度が高いため、販促費用が抑えら
れて収益性が高い。


流動比率 50.00%
売上減少により保有現金が少なく短期借入金
過大で安全性が低い。


有形固定資産回転率 1.11回
古い店舗は店舗面積が狭く、客足の減少によ
り資産効率が低い。


(1)
(a)4200千円 (b)3245千円

(2)
(NPVがマイナスになったため計算は途中でやめた)
NPVが大きいため、平成26年度末に改装を行うべきである。


(1)
X:71.70%、Y:72.00%、Z:70.00%

(2)
生産量 直接作業時間
X 10,000 0.4   4000
Y 8,000  0.6    4800
Z 1,600  0.5    800
——————————-
9600

X,Y,Zをそれぞれ、10,000、8,000、1,600
生産する場合の営業利益が最大となる。(5960000円)

(3)
(a) (X、Y、Z) = (11,000、8,000、800)

(b)
限界利益の大きい商品Xの販売促進を行い、商品Zの販売促進は行わない場合に
営業利益が最大となる。

為替予約
円安のリスクを回避できるが、円高の場合に損失が発生する。

円売りプットオプション
円安のリスクを回避できる。円高の場合は行使しないことで
プレミアム費用のみが発生する。

どこで何点入っているのかはわかりませんが、参考にしてみてください。

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