中小企業診断士の一次試験を終えると、すぐに二次試験の勉強に入ります。
一次試験から二次試験まではわずか2ヶ月ほどしかありません。
しかも、二次試験は正解、模範解答がないため、独学だと特に自分の勉強法があっているかわからなくなってしまいます。
基本的には過去問を解いて、様々な人の模範解答に触れ、多面的に考えられるようにするのが大切です。
独学での二次試験の勉強法やおすすめのテキストについては、中小企業診断士 二次試験の勉強法とおすすめのテキストをご確認ください。
そして、二次試験の模試を1回は受けておくことも大切です。
二次試験の模試についてお伝えします。
二次試験の模試を受ける理由
二次試験の模試を受けるべき理由は、以下のようなものです。
- 試験の形式になれる
- 時間配分を確かめる
- 答案作成手順が身についているか確かめる
過去問をこなしていてもやはり本番の試験とは違います。
それは、問題用紙の違いも含まれます。
二次試験ではメモ用紙も配られないので、問題用紙をバラしてメモ用紙を作る必要もあります。
※私はホッチキスを外す方法を取りました。半分に切る人もいます。
このような手順も一度は経験しておいた方がよいです。
また、模試とはいえ、ある程度の緊張感のもとで自身の答案作成手順や時間配分をうまく使えるかを試すことも大切です。
二次試験の模試
資格学校で二次試験の模試を実施しているので、ご紹介しておきます。
どちらも会場受験と自宅受験があります。
できるだけ、会場受験することをおすすめします。
会場で他の受験生もいる状態で、受けるほうがより本番に近い体験ができるので、なるべく会場受験を選んで下さい。
ちなみに、解答は写真に取っておけます。
写真に撮っておいて模範解答と見比べてみましょう。
模試の結果はあまり気にしない
模試の一番の目的は、試験になれるということです。
自分のこれまでの勉強法や解答作成手順、時間配分などを確かめるのが目的です。
模試が終わると、模範解答が配られ、主催者側で採点、添削が行われます。
後日、採点・添削された結果が送られてきますが、この模試結果はそのまま素直に受けなくてもよいと思います。
正直なところ問題も違いますし、採点基準も、採点者も違います。
もちろん模試の主催者もかなり研究して模試を実施しているので、その採点基準がまったくダメと言っているわけではありません。
ただ、実際に私が模試を受けて添削された結果を見ると、どう考えてもおかしい点数のものがありました。
添削されているコメントを見ても意味不明でした。
他の人にその内容を見てもらっても、同じことを言っていました。
おそらく模試の点数の付け方はかなり一方的というか、決められた基準の幅が狭いのだと思います。
本番の模試はもっと広い基準・視点で採点されるのだと思います。
もちろん、添削のコメント内容に納得できるのであれば、そこは取り入れましょう。
でも、納得できないところもあるので、模試は模試で本番とは違うと割り切ってもいいと思います。
とはいえ、一度は模試は受けておきましょう。
模試を受けることによって、本番で力を発揮できるかが変わって来ると思います。
なお、二次試験の勉強法とおすすめのテキストは以下をご覧ください。
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