中小企業診断士二次試験。
論述形式の二次試験の中で、事例4(財務)を苦手としている人は多いと思います。
実際、私もその一人でした。
そのため、事例4の意思決定会計講座ノート(通称イケカコ)も購入し、重点的に勉強しました。
⇒イケカコの活用仕方についてはこちら
二次試験も足切りがあります。
事例1~4の中で一つでも40点未満だと、ほかの三つが高得点でも落ちてしまいます。
ですので、苦手な人はやはり重点的に勉強したほうがよいです。
でも、実は事例4は意外と点数が取れたりする科目でもあるのです。
苦手意識を持っている人もあきらめてはだめです。
事例4には意外な面もあり、あきらめてはダメなんです。
その理由をお伝えします。
目次
ほぼ確実に得点できる問題がある
理由の一つは、第一問目にあります。
第一問は特徴的な経営指標を答える問題です。
収益性・効率性・安全性から、指標を選び数値を書くのが基本となります。
この第一問は、落ち着いて計算すれば得点は稼げます。
しかも、得点配分が大きいです。
ですので、まずはこの第一問をしっかり答えれば、合格がぐっと近づいてきます。
部分点がけっこうある
ここ数年の傾向としては、回答欄に大きな空白があり計算式を書かせる問題がよく出ています。
今年もそうだとは言い切れないのですが、この形式の問題が出るとチャンスです。
実は部分点をけっこうもらえるようなのです。
私の実体験
私自身の経験としては、終了20分前に計算間違いに気付き、血の気が引く思いをしました。
あわてて、計算式も含めてすべて消し、再度計算しなおしました。
焦りながらも、計算式を書き直しました。
設問1は何とか解答を書きましたが、そこで無残にも途中でタイムアップ。
設問2はかけませんでした。
絶対に落ちた、と肩を落としその後しばらくは落ち込みました。
でも、結果発表日なんと合格していたのです。
これには本当にびっくりしました。
そして、その後情報開示請求をして点数を見てみると、なんと64点もありました。
これにもびっくりでした。
⇒情報開示請求の手続きについてはこちら
部分点がけっこう入ったたのだと思います。
他の人の話
また、同期合格の中小企業診断士の方と話をしてたのですが、その人は事例4で75点くらいとったそうです。
※今は申請すると点数を教えてもらえるのです。
でも、その方も、
「最終的な答えは間違っていたはずで、自分では60点切ってると思いました。だから、部分点がけっこうあるはずですよ」
とおっしゃってました。
私の体験や他の方のお話を聞いてみても、部分点がかなりあるはずなのです。
つまり、理論や計算式などで自分が勉強してきたことを表現すれば、部分点を取れる可能性があります。
ですので、事例4が苦手だからだといってあきらめる必要はありません。
部分点が取れる可能性があるので、もし難しい問題が出たとしても分かる範囲、関係しそうなことを記載することで部分点が取れる可能性は十分あるのです。
「あきらめたらそこで試合終了」になってしまいますので、あきらめずにしがみついてみることをおすすめします。
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