中小企業診断士の資格は経営コンサルタントの国家資格です。
この難易度の高い資格を取得することは、とてもすばらしいことであり誇ってよいことです。
しかし勘違いしてはいけないのは、中小企業診断士の資格を取ればそれで一人前の経営コンサルタントになれるわけではない、ということです。
資格取得した後のその先が大切です。
特に中小企業診断士の資格を取得し、経営コンサルタントとして独立開業をしたいと思っている方はそこのところを強く意識する必要があります。
資格取得後も学ぶことが重要
当たり前のことなのですが、資格取得したからといっていきなり企業経営者に対して的確なコンサルティングはできません。
おそらく実務補習でそのことは痛感すると思います。
実務補習の指導員の先生のすごさを実感するでしょう。
実際に企業に対してコンサルティングをするためには、資格取得後もさまざまなことを学ぶことが重要です。
そのための一つの方法としては、研究会への参加があげられます。
協会には様々な研究会があるので、自分の興味がある研究会には積極的に参加するとよいと思います。
それ以外にも、今の世の中には様々なセミナーや講座があります。
そういうものに積極的に参加することをおすすめします。
実践に役立つセミナーや講座はお金がかかる場合も多いです。
しかし、それは投資であり、時間をお金で買うということですのでそのような意識を持つ方がよいです。
専門分野を持つ
また、独立開業し実際にビジネスとするために重要なことは、専門分野を持つということです。
中小企業診断士の方々には、診断士は経営全般のコンサルタントであり何でもできなければならない、という考えの方もいます。
しかし、何でもできるは何にもできないと同じことです。
レストランに行って、「おすすめは何ですか?」と聞いて「うちは何でもおいしいです」と答えられたらどうでしょうか?
「売り」がないお店はそのお店に訪れる理由がないため、集客に苦しむはずです。
コンサルタントにしても同じことです。
「私は経営コンサルタントです」という言葉では、何が得意なのか、何ができるのか、どんなことをしてくれるのか、ということが分かりません。
自分の専門分野、尖ったところを作るべきです。
なお、私の場合は
「BtoB企業向けのマーケティングコンサルタント」であり、特に「展示会出展から新規顧客を確実に獲得する展示会マーケティング戦略コンサルタント」と名乗っています。
ここまで尖った専門分野を打ち出していますので、1年目からセミナーに10人以上を集客することができるようになりました。
もし、独立開業したいのであれば、日々学び、専門分野を持つことをおすすめします。
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