中小企業診断士の2次試験は採点方法やどこで部分点が入るか分かりません。
模範解答も示されませんし、なかなかつかみどころがありません。
試験結果についても不合格の方には科目ごとのランクが通知され、合格者は合格しているかどうかだけでランクも分かりません。
ですので、合格者は通常の発表では自分が各事例で何点取れたのかわからないです。
ただ、情報開示請求というものができ、郵送で請求するための書類を送れば各科目の得点も開示してもらえるようになっています。
最近の合格者で、この制度を知っている人は、みなさんけっこう請求しています。
そして得点を見てみると、自分で思ってた点数とずいぶん違ったりします。
情報開示請求のやり方についてもちょっと説明しておきます。
目次
情報開示請求の手続き
手続き方法は、中小企業診断協会のサイトの中にひっそりと載せられています。
あまり請求してほしくないからかもしれませんね。
Googleで、「中小企業診断士 情報開示」と検索すると、「個人情報の保護に関する法律」第25条第1項の規定に…というタイトルのページ、というよりもWordファイルが見つかると思います。
そこをクリックすると情報開示請求の手続きについて書かれたWordファイルをダウンロードすることができます。
このURLからダウンロードできます
⇒ https://www.j-smeca.jp/attach/test/kojinjouhou_kaiji_seikyu.docx
また、いきなりダウンロードしていいのかと心配な方はFAQページからもダウンロードできます。
FAQページの一番最後がこの開示請求についてのQ&Aです。
とはいえ、FAQページにはほとんど記述がなくて、ただ単に上述したWordのダウンロードリンクが張られているだけです。
FAQページのURL
⇒ http://www.j-smeca.jp/contents/013_c_faq/001_faq_shiken.html
情報開示の必要書類
Wordファイルの中を開くと、1~2ページに請求方法が記載されています。
情報開示請求にあたり必要となる書類は以下の通りです。
①保有個人情報開示請求申請書
Wordの3ページ目が申請書
②本人確認のための書類
以下の、いずれかひとつの複写物(コピー)
・運転免許証
・住民基本台帳カード
・旅券
・外国人登録証明書
・健康保険被保険者証
③住民票の写し
申請者本人のみが記載、マイナンバーは記載されていないもの
④返信用封筒・切手
392円分の郵便切手(簡易書留郵便切手310円を含む。)を貼った返信用封筒(定形封筒)
これら4つが必要となります。
詳細はWordを見てみてください。
なお、結婚や引っ越しなどで受験申込書に記載した氏名または住所等を変更した場合は、個人事項証明書(戸籍抄本)、住民票の写し等の氏名または住所等の変更が確認出来るものも必要となります。
申請書の書き方
申請書には決まりきったことを書くだけです。
申請日、住所、氏名、生年月日、電話番号、受験年度、試験区分
これらを書いてハンコを押すだけです。
なお、複数年度分や1次試験・2次試験両方を一度に請求することもできます。
私は1次試験・2次試験療法を請求しておきました。
1次試験は自己採点でほぼ分かるのですが、いちおう正式な点数を知っておきたかったので。
私の結果
どうでもよいことですが私の2次試験結果についてもお伝えしておきます。
2次試験は、事例1:69点、事例2:74点、事例3:60点、事例4:64点でした。
私は事例4で大きなミスをしてしまったので、正直足きりになると思っていました。
ところが、合格していたのでびっくりしたわけですが、点数を知ってまたびっくりしました。
64点もあるとは思っていませんでした。
部分点がけっこう入ったということなのだと思います。
試験の手応えがなくてもあきらめてはいけませんね。
⇒中小企業診断士2次試験は結果が出るまで分からない
2次試験に合格された方は、情報開示請求をやってみてはいかがでしょうか。
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