2014年度の試験で合格し、実務補修と実務従事を終え中小企業診断士となりました。
しかし、中小企業診断士として登録したからといって、それで一人前のコンサルタントになれるわけではありません。
資格取得したタイミングでは、ようやくスタート地点に向かおうとしているくらいの感じです。
受験生の方は中小企業診断士の資格取得をゴールではなく、そこからがスタートだと考えて勉強していただきたいと思います。
勉強するのは資格を取るためではなく、自分の知識やスキルを伸ばし、よりよい人生を歩むための投資です。
実際に中小企業診断士試験を受けようとされている方は、時間を費やしそのような意識で臨んでいる方が多いと思っています。
自己投資を怠らず日々勉強
私はセールス・マーケティングの専門コンサルタントなので、セールスやマーケティングに関することを中心に日々勉強しています。
有料セミナーに参加したり、本を読んだり、と日々学び続けています。
このような自己投資はとても大切です。
また、中小企業診断協会では研究会というものがあります。
私は複数の研究会に参加しています。
自分の興味を持った研究会にはぜひ参加したほうがよいと思います。
クライアントとの接触も学びの場
また、クライアントの話を聞くことも大切な学びの場です。
中小企業診断士の資格を取得したから、「俺はコンサルタントなんだ、クライアントより知識があるんだ」、というような考えは持つべきではありません。(そんな人はいないと思いますが)
情報が溢れており、インターネット経由で様々な知識に触れることができる現代では、知識があること自体に価値があるわけではありません。
それらの知識や体験をどのように活用するか、応用するか、という知恵が問われています。
そのためには単に知識を詰め込むだけではダメで、実体験や実践、体験談を聞くなどして学んでいくことが大切です。
とはいえ、へりくだったほうがいいと言っているわけではありません。
もちろん自信を持つことも重要です。
クライアントからしても、「今日も勉強させていただきます~」というように謙虚というよりへりくだってるコンサルタントは、信用しないと思います。
コンサルタントであれば、自分の専門分野に対しては自信をもってクライアントに価値を提供すべきです。
ただし、上から目線で一方的に知識を押し付けるのではなく、ともに成長していく意識を共有すべきではないかと思います。
受験生の方にはぜひ資格取得が目的ではなく、その先にある本当の目的を意識していただきたいと思います。
そうすることで資格取得へのモチベーションが上がり、合格に近づくと思います。
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