中小企業診断士 口述試験 事例4体験談

口述試験

いよいよ中小企業診断士の資格取得のための最後の試験、口述試験開始です。
口述試験は二次筆記試験の事例から出題されます。
一番苦手な事例4からなので、余計に緊張します。

口述試験 事例4 1問目

試験官が質問をしてきます。

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試「D社が他社に比べて営業利益率が高い理由を答えてください」
私「B級グルメなどで注目を集め、売上が上がると共に、販管費を抑えられるているためだと思います」
なんとかなったかなと思いましたが、以下の質問

試「コスト面で他にはないですか?」

ん?何のことだ?正直ちょっとパニック。

私「商店街の店舗の売り上げが落ちており、収益が悪化しているので改善策が必要です」
うーん、趣旨から外れているような、と不安に。

試「まあ、それは課題でしょうけど、もっとこう直接的な原価とかで何かないですかねー」

想定している答えに誘導しようと助け舟を出してくれているのが分かるのですが、なかなか思いつくことがない。

私「ちょっと思い出せないのですが・・・」

と情けないことを言いながら、問題文をなんとか思い出そうとしてると、あっと思い出したことが

私「自社工場を有しているので、他社からの仕入れなどがなく原価が抑えられていると思います」
試「はい、わかりました」

これでよかったのか?と不安になりながら、1問目終了。

口述試験 事例4 2問目

2問目も事例4からです。
1問目がうまく答えられていなかったので焦ってます。

試「D社は原材料の輸入をしていますが、為替取引について何を判断基準にしますか?」

ん?判断基準って何答えればいいんだろう、と焦りが増します。

私「リスクヘッジと為替差益をどこまで求めるかだと思います。例えば為替予約ですと、円高、円安どちらにふれたときも、同じ価格となるので リスクは回避できますが、逆に利益も得ることはできません。投機的な方法で差益を稼ぐこともできますが、リスクが大きくなります。 なので、どこまでのリスクを受け入れて、利益をどう考えるかだと思います」

うーん、なんか微妙な感じの答えになったなー、
と思い試験官の表情をみるとこっちも微妙な感じ
試「D社に助言する場合はどうですか?」

私「コールオプションの買いですと、円高円安円高時はオプションを行使せずに  オプションプレミアム分のコストのみになり、円安時に行すすることでリスクヘッジできます」

試験官の表情が微妙。間違ったかな、とまた不安になる。
試「うん。まあ、最終的な判断は経営者が行うとは思うんですけどね。中小企業診断士としてはどうアドバイスします?」

はっきりと「これをやったほうがいいです」、と言いきったほうがよかったのかと、やっと気付きました。

私「コールオプションの買いを助言します」
試「はい、わかりました。これで私からの質問は終わります」

ということで、鬼門の事例4の質問は終了。
苦手なものが終わってちょっとほっとするも、失敗したなーと落ち込みました。

まず最初に結論を述べ、それから理由を話す。
そして「こうです」と言い切ることが重要だと感じました。

次の質問についてはこちら

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