中小企業診断士 口述試験 事例2体験談

口述試験

苦手な事例4をなんとか乗り切りました。
ほっと一息つきますが、油断はできません。
中小企業診断士の資格取得のための最後の試験、口述試験の2つ目の事例が待っています。

口述試験 事例2 1問目

さて、二人目の試験官に移ります。

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試「私からは事例2旅行会社の件で質問させていただきます」

事例2か、マーケティングは好きだし、元バックパッカーだから旅行会社は大丈夫。
と、今思うと意味のわからないことを心の中でつぶやきました。

試「1世帯で複数人の要介護者に対応するツアーを組むにあたって、検討事項を教えてください」

複数介護者か。筆記で確かにそう回答したな。などうしようかな。

私「要介護者が複数になる場合は負担が大きくなりますし、家族の方なども安心して任せられるか不安になると思います。ですので、多くの従業員にヘルパーの資格を所得させ、対応できるようにすべきです。」

だけだとちょっと不十分かと思い

「また、マニュアル化し対応力を強化すべきです」

と付け足しました。ちょっと表現が微妙だけど、まあ、大丈夫かな。

試「では、家族の方に認知してもらうためのマーケティング施策を教えてください」
私「それは複数の要介護者のツアーでしょうか?それとも、通常の介護ツアーも含めてでしょうか?」

質問を返せるほどには落ち着いてきました。

試「複数の要介護者のツアーです」
私「複数の要介護者がいる場合、家族の方も安心して任せられるか不安に思っていると思います。ですので、ヘルパーの有資格者がいることを訴求し、また介護ツアーでの多くの実績を訴求していくべきだと思います。そして、口コミを広めていきます。」
試「口コミを広げるには、具体的にどうします?」

あ、また具体的に言い切ってないか、とちょっと後悔。

私「高齢者が多い地域に営業をかけることなどです。実際の利用者の声を載せたDMを配ったり。あとB社ではSNSをやっていると思いますが、要介護の高齢者自身は見ないかもしれないですが、家族の方、子供などはSNSも見ると思いますので、そのSNSを有効活用することなどです。」
試「はい。わかりました」

後で思うと、検討事項でヘルパー1級をとるとか、マーケティング施策で顧客DBを活用するとか、言っておけばよかったと思うことがいろいろ出てきますが、やはりその場で即答しなければならず試験の緊張感もあるため、なかなか思い通りにはいかないものですね。

口述試験 事例2 2問目

試「それでは2014年時点での介護付ツアーがプロダクトポートフォリオマネジメントの何に位置するか、理由も含めて答えてください」
私「2014年時点での介護付ツアーは、問題児に位置づけられます。理由は成長分野であるが、まだシェアで1位を取れていないためです。ただし、シェア1位も見えている段階であり、今後花形に成長する可能性が十分あると考えられます」

うん。これは大丈夫だろう。

試「それでは2010年時点での、海外研修ツアーの位置づけを答えてください」
私「2010年時点での海外研修ツアーは、花形に位置づけられるかと思います。理由はシェア1位であり、市場が成長分野であるためです。
花形は売上も伸びますが、その分販売費などコストもかかるため、
必ずしも収益性が高いわけではないですが、その後、収益性の高い金のなる木になっていくと思います。」

今思うと、「考えられます」とか「思います」と言ってしまっており、「です」と言い切ればよかったと思います。
あと、金のなる木とか言わなくてもよかったかもしれません。
試「それでは終了です。お疲れ様でした」
私「ありがとうございました」

試験終了です。

荷物を取って扉のところでもう一度
「ありがとうございました。失礼いたします」

扉の外には教室まで連れてきていただいた係りの方がいらっしゃり
係「おつかれさまでした」
私「ありがとうございました」

そこでようやく、ほっとしました。
事例4の質問に対してはうまく答えられなかったし、事例2もちょっと不十分な受け答えだったと反省しました。

とはいえ、口述試験は99%以上の人が受かるものですから、多少間違ったり、しどろもどろなところがあったとしても受かっていると信じています。
これで落ちたらショックだろうなー。
1月6日の発表を待ちます。⇒結果合格でした。

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